UTMB完走のための走力について
タイムよりも完走重視なランナーのUTMB2019冒険記です。
トレランの走力、目安の一つは、やはり国際トレイルランニング協会( ITRA:International Trail Running Association)が示すPerformance Index (意訳:戦闘力)でしょう。また、ITRAのHPには各開催レースのFinisher Criteria (意訳:難易度)も示されていて、戦闘力>難易度がレースを選ぶ一つの基準となりますね。
UTMB2019に参戦した時点のボクの戦闘力は419、そうUTMBの難易度420とほぼ同じでした。戦闘力の算出方法はよくわかっていませんが、UTMBを四苦八苦の末に完走した事から、ITRAのこれらの指標は、それなりにUTMB完走に必要な走力を表している気がします。
ということで(?)、UTMB完走のための走力の目安を示すとの趣旨で、今回はボクのラン歴を紹介します。
1.基本情報(バックグラウンド)
- 身長172cm、体重70kg、筋肉質系でマラソン体型ではない。
- 中学~大学まで運動部(卓球、空手道) 陸上経験はなし
- 2009年 40歳前半からダイエット目的でジョグ開始 体重は当時から約15キロ減
2.ロード歴
2009年~2016年、フルマラソンに年1-2回ペースで参加。2017年以降はトレラン中心でフルマラソン実績なし、スピード練習も次第にやらなくなった。
- フルのベストタイムは3時間25分 (2014年)
- UTMB2019参加時の走力はサブ4(推定)。2017年以降ロードのレースに出ていないけども、サブ4ぐらいでは走れる感覚。
3.トレラン歴
トレイルのレースは年に1-2回参加する程度(参戦履歴は以下)。初レースは2013年、トレイルの楽しさと厳しさを味わいトレランの魅力にはまる。
転換点は2015年上州武尊の完走。主催者/鏑木さんの「武尊を完走できたらどんなレースも完走できる」の言葉で、いつかはUTMBを走りたい、と思いだす。
- 2013年 霧島えびの60キロ 本格的なトレランデビュー戦
- 2014年 STY 91km 20時間40分 初のナイトレースに興奮
- 2015年 上州武尊120km 30時間38分 ゴールは関門51分前
- 2017年 香港HK100 100km 23時間 初の海外レース めちゃ楽しい♪
- 2018年 UTMF 160km 44時間12分 ゴールは関門1時間48分前
- 2019年 UTMB 171km 45時間 ゴールは1時間30分前
4.ITRAのスコアについて
- 上述の通り、ITRAの戦闘力(Performance Index)は参加時419。完走後に少しupして現在422。落選したUTMB2018時は記憶では417。
- 参加したレースは関門時間を気にする展開が多く順位も良くない。ITRAの戦闘力スコアは順位も影響するようなので、それでスコアが伸びないと分析。
- ITRAのWebにまだ登録していない人は、ぜひアカウントを作って、個人ページを覗いてみて下さい。参加レースの結果と自分のスコアが確認できますよ。登録方法は省略。
- ITRAによるUTMBのレース難易度(Finisher Criteria)は420、ITRAのHPでチェックできます。
- UTMBのビブ(ゼッケン)の番号は、参加者の持ち戦闘力順。ボクのUTMBゼッケンは2596番、かなり後ろの方でした。戦闘力スコア420以下の参加は少数のようです。
- Performance Indexが抽選へ影響するとたまに聞くけど、419pointでも抽選2回目で当選したので、あまり関係ないのかなぁ~と思います。
5.まとめ
以上ボクのラン履歴。これぐらいならヤレてるって思われた方も多いんじゃないでしょうか?
UTMBの資格ポイントを貯めるレースに参戦を絞っている(資金面の理由もあり^^;)ので参加レースの数は少ないですが、UTMB完走の走力の参考にしてもらえたらと思います。
UTMBは飛び抜けた走力じゃなくても完走できます!
写真は UTMB前日の夕暮れのシャモニ街の様子。シャモニへ帰ってきたOCCの選手達を祝福する人で賑わっていた(本文と無関係)
ご意見・ご要望はお気軽にコメント下さい。
では、また。
UTMB2019冒険記の目次
UTMBを目指す市民ランナーの為の記事。レースの様子、シャモニへの行き方、宿泊、必要費用などについて、2019年参戦したことを書いています。興味あれば覗いてみて下さい♪