タイのチェンマイで開催が予定されるトレイルランニング・イベントThailand by UTMB(TUTMB)、今年2021年は、10月28‐31日から延期されて、12月10‐12日です。このTUTMBは、UTMBの抽選参加の条件となるUTMBワールドシリーズの1つなので、興味があるトレイルランナーも多いと思います。
TUTMの舞台は、タイ北部のチェンマイにあるドイ・インタノン山。ヒマラヤ山脈の東端に位置する、タイで一番高い山(標高2565m)。
昨年2020年の第一回大会は、参加者がほぼタイ国内に限定され、しかも雨天でどろんこ祭り。それでレースの難易度がイマイチ分からなかったので、今年2021年のレース状況に、ボクも注目しています。
実はこのTUTMB、とっても参加してみたい海外レースの一つ。もちろんUTMBの参加権利を得たいからなんだけども、開催地チェンマイに行ってみたい、との理由もある。
タイ第2の都市・チェンマイ、「タイの京都」とも言われ、情緒あふれる美しい街。日本人の旅行者・滞在者も多いと聞いています。エネルギッシュなバンコクもいいけど、本当のタイを味わってみたい。
そんなこんなで、Thailland by UTMBとチェンマイをちょっと調べてみました。
1.Thailand by UTMBの概要(カテゴリーInternon 6)
2020年2月にプレ大会、2020年10月に第1回大会と続き、2021年が第2回目。タイ北部の街チェンマイ、タイ最高峰のドイ・ノンタンを舞台に開催。2022年UTMBワールドシリーズ戦の1つ。
2022年の種目100マイルと100キロの情報を追記(2022.9.10) 100M/100k
- 距離:168キロ 170キロ / 104キロ
- 累積標高差:7,450m 10,045m / 6,107m
- 制限時間:48時間 / 30時間
- 参加資格:4ITRA point以上 レース当日20歳以上
- 参加費:8,000 THB 約28,000円 8,500 THB 約33,000円 / 6,500THB 約25,000円
- 完走ITRAポイント:6P
- ランニングストーン 8個 / 6個
- エントリー締め切り 2022.10.31
大会HPは以下。嬉しいことに、日本語対応です。今年からアップデートされていました。ページ右上の言語をクリックすると、タイ語、英語、中国語そして日本語が選択できます。日本語の文は、変な翻訳でなく、普通に読みやすい。日本からの参加を歓迎するメッセージと思うと、嬉しかです。
大会HPの抜粋。右上に日本語の選択肢があります。
2.交通手段など
日本から現地までのアクセス方法は、バンコク経由でチェンマイ入りになるでしょう。大会HPの"Plan Your Trip"にある"Transportation"を開くと、地図入りの詳しい情報を、日本語で得ることができます。
日本→(フライト)→バンコク・スワンナプーム空港→(リムジンバス)→ドンムアン空港→(フライト or 電車)→チェンマイ空港→(公共機関 or シャトルバス)→ドイ・インタノン会場付近
- バンコク(スワンナプーム)空港→ドンムアン空港 シャトルバス(無料)が日中は12分間隔で運行され、所要時間は1時間弱
- ドンムアン空港→チェンマイ空港 フライトの所要時間は約1時間半 約5,000円/片道 一日5~6便出ているので、便利は良さそう。ちなみに、電車でバンコクからチェンマイへの移動は、約11時間、料金約2,500円/片道
- チェンマイ空港→ドイ・インタノン会場付近 公共機関 or 大会シャトルバスで移動。距離約100キロ、約2時間 料金は??
実は、バンコクからチェンマイのドイ・インタノンへの行き方が大変だなぁ~って思っていたけど、いろいろ調べてみるうちに、少しハードルが下がっています。
日本⇔バンコクの往復フライトは約10万円。これは陸マイルでカバーする戦略。
3.宿泊先
大会HPの"Plan Your Trip"にある"Accomodation"の情報によると、ドイ・ノンタン国立公園だけあって、宿泊先は豊富そう。会場近場で紹介されている第一・第二エリアは、キャンプ地のようなので、ちょっと離れた第三エリアから選定か?相場は5~6千円/泊。
4.参加人数
参加者数は、不明(2021.11.22時点)
5.2021年の注目選手
大会のFaceBookページでは、丹羽薫さん、宮崎喜美代さん、飯野航さんの3人が、日本からのエリートランナーとしてインタビューされていました。皆さん、暑さを心配していて、主催者によると、日中20℃、山頂5℃、日差しが日本よりも強いと、アドバイスでした。アフターレースについて、レース後にプーケットでダイビングや、お寺巡りなどなど、予定していることなども聴けて面白かったです。
飯野さんは、2020年2月のプレ大会に参加していたようで、その時は日本との気温差にやられて、不本意なレースだったらしい。今回リベンジと思いきや、10日前に100マイルを入れているとか。TUTMBがリスケしたので、たまたま重なったと想像するのですが、いつものスマイルで受け答えするのは、さすが超人です。
TUTMBプレ大会の動画。5分過ぎ頃に飯野さん登場します。
個人的に注目しているのが、タイのSanya Khanchai選手。プレ大会、第一回とぶっちぎりで優勝しています。タイ国内の大会で、いつも上位にいる選手のようです。
6.チェンマイの魅力
タイ/チェンマイをネットで検索すると、いち推しされたページがたくさん。そんなのを読んでいて、興味のあったチェンマイ。もう少し知りたくて読んでみた本「チェンマイに溺れる」(著者:永田玄)の中から、チェンマイの魅力をちょっと紹介。
- タイは西欧諸国による植民地支配を受けていない国。アジアでは、日本とタイの2か国のみ。他国に影響されずに育った独自文化が、チェンマイが京都に似ていると感じる所以。
- 四季がある。湿度も低く過ごしやすい。ベストシーズンは11月~3月
- チェンマイは料理が旨い!土地が肥えて豊かなので、野菜が元気。
- マッサージ天国。技術やサービスの質が高い店がチェンマイには多い。
- 象と共生している街。
現地の写真も豊富。街の至る所に由緒ある寺院が点在する街並み、豊富な食材、見るだけでもワクワクしました。
タイは時差も2時間しかなく、欧米に比べると距離も近い。チェンマイも魅力的な街だし、いつか行きたいと、妄想だけが膨らむ。
チェンマイがボクを呼んでいる♪
ご意見・ご要望はお気軽にコメント下さい。
では、また。
レース報告メモを追加(2021.12.31)
UTMB2019冒険記の目次
UTMBを目指す市民ランナーの為の記事。レースの様子、シャモニへの行き方、宿泊、必要費用などについて、2019年参戦したことを書いています。興味あれば覗いてみて下さい♪