ハワイ/オアフ島の100マイルレース、HURT100 (Hawaiian Ultra Running Team's 100 mile endurance trail run、ハート100)。常夏のリゾート地ハワイのトレランレースなので、ご存じの方も多いと思います。
このHURT100についてよく目にするのは、「極めてタフ」、「周回コースを5周」、「低い完走率(30%台)」などなど、目まいがするようなキーワード達。
自分には無理無理、絶対無理。どんなレースか、踏み込んで知ろうとしていなかった。
しかし、先日、Dogsorcaravanのポッドキャストで、今年2022年のHURT100の話を聞いた。これがあまりに楽しくて、思わずくぎ付け。
HURT100にめちゃ興味が出たので、レース基本情報とポッドキャストで琴線に触れたことを、備忘として残してみました。
1.HURT100 レース基本情報
毎年1月、常夏のハワイで開催される100マイルレース。熱帯雨林のジャングルを舞台としたコースは、極めてタフでテクニカル。アメリカで最も厳しいトレイルレース”ハードロック100”、これに次ぐハードレースと言われている。
2024年から参加要件(ボランティア、50マイル以上のレース完走)が新設。
①基本情報(2024年レース情報)
- 距離:100マイル(約160キロ)/1周20マイル(約32キロ)のY字型コースを5周
- 累積標高差:24,500 フィート(約7,400m)/最高標高570m
- トレイル率:99%
- 制限時間:36時間
- 参加資格:18歳以上 (レースポイントの要件はなし)注
- 参加費:325 USD(約45,700円@140円/USD)
- 参加人数:136人(抽選枠118人、前回上位者枠6人、大会関係者枠10人+2人)
要件1:トレイルレースでのボランティア 8時間以上
期間 2022年11月15日~2023年11月16日
要件2:50マイル(約80キロ)以上のレース完走
期間 2021年07月26日~2023年07月25日
②2024年レースのスケジュール(大会HPより抜粋)
今年2023年の申し込み~2024年レース日までの日程を、大会HPより抜粋。
- 2023年07月25日 申し込み開始
- 2023年08月06日 申し込み終了
- 2023年08月19日 抽選
- 2024年01月13日 レース開始
- 2024年01月14日 レース終了
③抽選方法
抽選枠118名は以下の3カテゴリー毎にそれぞれ割り当て人数があるようです。これも大会HPより抜粋。ちなみに、2022年より変更された枠組みのようです。
- カテ1:常連(HURT Veterans) 18 人/HURT100を3回以上完走した人
- カテ2:繰り越し(Wait Listed)40 人/1~3年落選しているHURT100未完走者
- カテ3:(Everyone else) 60 人/上記カテゴリー1、2以外
④コース概略
コース上のエイドは3か所(ネイチャーセンター、パラダイスパーク、ヌアヌ)。コースは、このエイドを起点とした3ルートの周回(Leg 1 →Leg 2→Leg 3)。これを5周。各エイドにドロップバッグを置けるようです。
- Leg 1 : Nature Center(ネイチャーセンタ)→Paradaise Park(パラダイス パーク) 約7.2mile(11.5km)
- Leg 2 : Paradaise Park (パラダイス・パーク)→ Nu'nanu (ヌアヌ)約5.4mile(8.6km)
- Leg 3 : Nu'nanu (ヌアヌ)→ Nature Center(ネイチャーセンター)約7.4mile(11.9km)
参考に大会HPのリンクを貼ります。このHP中の「Book of HURT」に、上記以外にコース図はもちろん、気温・降水量・いのししや蚊などの情報も丁寧に書いてあります。
https://hurt100.com/wp-content/uploads/2023/05/BookofHURT2024.pdf
2.ポッドキャスト 備忘メモ
さて、先日(2022.01.23)放送された、Dogsorcaravanのポッドキャスト”Run the World"、「星野由香里さん、今年のHURT100について聞く」。レース1週間後の記憶が鮮明な生き生きとした内容に加え、HURT100完走経験がある詳しいN氏とのトーク。HURT100愛があふれ、とても楽しい放送でした。折角なので、気になったことをメモしてみました。
- ハワイの雰囲気が最高!
- ホスピタリティにあふれている
- エイドで、ごはんとみそ汁♪ そして、お餅も
- スタート地点のネイチャーセンターは、市街地からめちゃ近い
- 路面のマッド感、周回を重ねる毎に耕されて、走りにくくなる
- 木の根っ子や岩などの多いテクニカルなコース
- 所々に油断すると落ちそうになるところもあり
- フラットな箇所がほとんどなく、終始気が抜けない
- KOUMI100(周回コース5周)の1.5倍ぐらいタフに感じた
- コースとしては、関東の天狗(?)のイメージに近い。
- 川渡りが1か所あり全部で10回(往復2回/周x5周)通過。ここで足が濡れたために、肉刺ができて辛かった。
- ストックを使うとリズムが崩れる。使わないor最後5周目だけ使うのが良いかも。
Dogsorcaravanのポッドキャストのリンクは以下。番組は約1時間。
3.HURT100のYouTube
HURT100のYouTube動画を2つ添付。ジャングルを舞台としたレースの様子に、ワクワクさせられました。
動画1:レースの様子を知りたい方はこちら↓↓ 約8分
THE 2016 HURT 100 | The Ginger Runner - YouTube
動画2は、主催者メンバーのHURT100誕生までの語りと、レースの様子の動画。冒頭付近(2分過ぎ)のセリフが印象的で、こちらも添付しました。レースの様子は12分過ぎから。
「ハワイと言えばビーチ、オーシャン、サーフィン。でもトレイルやジャングルも最高なんだよ」
動画2:HURT100ができるまでを知りたい方はこちら↓↓(約40分)
ROOTED | The story of HURT - YouTube
4.まとめ
以上、HURT100 トレイルレース調べの備忘メモでした。
いろいろチェックしていると、HURT100は、ハワイの雰囲気と超タフなコースを兼ね備えて、かなり魅力的。
HURT100 楽しい♪ 毎年出たい♪♪
参加者にそう言わせるのも、分かる気がしますねぇー。
ポッドキャスト談によると、主催者の意向として、まだ走ったことのない人に来てほしいらしいので、とりあえず申し込みだけしてもいいかも。
しかし、KOUMIの1.5倍タフってのは、どうなんでしょう。。ウルトラ系レースの話を聞いていると、感覚が麻痺してくる(汗
HURT100 2023年リザルトまとめ記事を追加 2023.01.29
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では、また。
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UTMBを目指す市民ランナーの為の記事。レースの様子、シャモニへの行き方、宿泊、必要費用などについて、2019年参戦したことを書いています。興味あれば覗いてみて下さい♪
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