健脚ラボ

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【読書】ロングトレイルに興味を持ったきっかけ本/世界10大トレイル紀行 シェルパ斎藤

「世界7大トレイル」ってどこか分かりますか? 

先日”ジョン・ミューア・トレイル”に関する本の事を書いた後、ロングトレイルに興味を持つようになった本を、思い出した。世界の魅力的な10か所のトレイルを初めて知りドキドキさせられた本、今回そんな一冊を紹介します。

紹介する”きっかけ本”は、「シェルパ斉藤の世界10大トレイル紀行」(斉藤政喜著)。著者は、”シェルパ斉藤”のペンネームをもつ紀行作家。「BE-PAL」誌などアウトドア雑誌で長期連載もされています。

本の内容ですが、世界7大トレイルと、その他3か所のロングトレイルを合わせ、10か所のトレイルの紀行文。

キャンプ道具を入れたバックパックを背負ったスタイルの著者が、毎年1か所のペースで、約10年かけて歩いた記録。

どのトレイルも魅力にあふれ、ワクワクする。

また、ふんだんに掲載されている写真がいい。風景がどれも絶景なのはもちろん、セルフで撮った著者の自然な笑顔が、とても楽しそうで、写真を見るだけでもハッピーな気持ちになれます。

世界7大トレイルは、別に決まっている訳ではないみたいですが、本書では、米国の雑誌に「The world's best 7 trails」として紹介されていた7つのトレイルを、取り上げています。その他に3つのトレイルを加え、本書で紹介している10トレイルの場所は以下。上から7つが、米国雑誌に紹介されていた世界7大トレイル。

各トレイルのキャッチーな言葉を、本書から拾って、横に書いてみました。なかなか個性豊かなトレイルです。

  1. アンナプルナ・サーキット(ネパール):名峰アンナプルナ山群一周コース
  2. オートルート(フランス):モンブランからマッターホルンまでのアルプスの旅
  3. インカ・トレイル(ペルー):インカ帝国時代のマチュピチュまでの街道
  4. ミルフォード・トラック(ニュージーランド):世界一美しい散歩道
  5. トーレス・デル・パイネ・サーキット(チリ):パタゴニアの魅力的なトレイル
  6. シミエン・トレイル(エチオピア):標高2000m超えエチオピアの高原トレイル
  7. アパラチアン・トレイル(アメリカ):アメリカ人の憧れ、心のふるさと
  8. クングスレーデン(スウェーデン):王様の散歩道
  9. ウエストハイランド・ウェイ(スコットランド):変化に富む長距離フットパス
  10. グレートオーシャン・ウォーク(オーストラリア):世界一美しい海岸線

世界地図に場所をプロット

また、おおらかで陽気な海外の人とのふれあいがいい。各地のトレイルで出会うハイカー、数日間を一緒に過ごしたトレッキングツアー客、現地で雇ったガイド、それぞれのエピソードが素敵で、時にじ~んとくる。人との出会いを大切にし、未知の世界に胸をときめかせ、旅を楽しむ。そんな著者の人柄がしのばれる。本の最初と最後に、ペンネームの由来や、著者が今の活動を続けることにした原点の話なども、紹介されています。

最後に著書のあとがきから、気に入った文章を記載。

「事情がわからない未知の世界だからこそ、おもしろいんじゃないか。ぬるま湯に浸かっていては先に進んでいけない。外の世界へ扉を開くことが旅なんだ。」

「誰にでもできるけど、あなたしか体験できないドラマが旅先で待っている。いい旅を。いい出会いを。」

う”~ぅ、、ワクチンパスポートが早く欲しい!すぐにでも旅に出かけたい!

でも、その前に、ソロキャンプの練習をしなきゃ。。。

 

過去記事:ジョン・ミューア・トレイルに興味をもったきっかけ本↓↓

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では、また。

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