アメリカにはあんまし興味がなかった。でも今は、アメリカの広大で多様性あふれる自然が詰まったロングトレイルに、強烈なロマンを感じている。特にジョン・ミューア・トレイル (John Muir Trail :JMT)、世界的にも人気の高いアメリカのロングトレイル、ここはいつか歩いてみたい憧れの場所。多くの夢見るハイカーと同じく、"ジョン・ミューア・トレイルを行く(加藤則芳著)”、この本に強い影響を受けた。
つい最近、アメリカトレイル協会のフェイスブックに、下記リンクが投稿されていました。アメリカ全土に張めぐされた国定トレイルのルート図(距離合計88,600マイル(約14万 km))、改めてアメリカにはこれほどの数のロングトレイルが存在しているのかと、驚かされます。50年以上も前から、自然保護運動を早くからやっていることの影響なのでしょう。
アメリカの中でも特に長いトレイルが3つあり、それを”3大”トレイルと呼ぶそうです。3大トレイルの距離はどれも4,000キロ前後、踏破にかかる期間は5か月前後必要、とスケールがでかい。日本縦断(九州最南端~北海道最北端)約2,600キロよりも遥かに長いトレイルです。下図に日本を落とし込んでみたけど、やっぱアメリカ広い。
参考に、PCTの踏破者数は毎年200名前後だそうです。あと、100マイルレース発祥のThe Wastern States enduro run (WS100) もこのPCTを一部通過しています。
・Appalachian Trail (AT) :約3500キロ
・Pacific Crest Trail (PCT) :約4260キロ
・Continental Divide Trail (CDT) :約4500キロ
情報はネット上に多くあるので、興味ある方は探してみて下さい。
さて、バックパッカーが愛し憧れる聖地”ジョン・ミューア・トレイル”、PCTの一部でもあるヨセミテ国立公園を起点として、全長約340キロ、踏破期間は約1か月。このジョン・ミューア・トレイルに興味を持ったのは、2年前に読んだ「ジョン・ミューア・トレイルを行く」、ロングトレイルの第一人者としても有名な故・加藤則芳氏の著書がきっかけ。米国シェラネバダ山脈の自然豊かなトレイルを踏破する実録本です。
山、雪、岩、緑、湖を旅するロマンと、ハイキングが浸透するアメリカのロングトレイル・カルチャーを感じさせてくれる内容。食料目当ての熊の出没、蚊柱(蚊の大群)との格闘、深い残雪のトレイル、など日本でありえない場面にも興味がつきない。本のカバー写真の通り、ワイルドな一冊です。
読後、ジョン・ミューア・トレイルを初めて知って興奮し、ヨセミテ渓谷からマウントホイットニーまで、壮大な自然の中にいつか足を踏み入れてみたい、どうやって会社を1か月休もうかって日々妄想してました。最近FB投稿でアメリカトレイルのルート図を目にして、そんな薄れかけてきた当時の気持ちを思い出し、この記事を書いてみた。う~ん、なんだかまとまりのない文章になってしまったなぁ。まあ、未だにソロキャンプすらしたことないので、まずはそこから始めてみようっと。
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では、また。
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UTMBを目指す市民ランナーの為の記事。レースの様子、シャモニへの行き方、宿泊、必要費用などについて、2019年参戦したことを書いています。興味あれば覗いてみて下さい♪