UTMB参加者を分析した記事の紹介(その1)
香港を拠点としたトレラン組織の記事ですが、興味のある内容でした。2018年の記事なので、既に目にされた方もいるかもしれませんね。が、以下に内容を要約(意訳)してみました。興味ある方はリンクも参照下してみてさい。グラフなどがわかりやすいですよ。
以下の2個の記事の内、今回は記事1を紹介します。
- UTMB参加者の構成に関する分析:国、年齢、ITRAスコアなど
- リタイア(DNF)に関する分析:DNFが多いチェックポイントなど
UTMB参加者の構成 18項目
以下は添付記事の内容抜粋です。2019年のデータはボクの追記です。あと、個人的には項目10と11の結果に驚いています。
Runners
1.参加者
- 2018年:2361人(2017年:2652人) 2019年:2542人
2.男女比
- 男性88.6% 2019年:89.9%
- 女性11.4%(2017年9.5%) 2019年:10.1%
3.最高齢、最小齢
- 最高齢70歳(フランス)
- 最小年齢21歳(フランス、日本)
Countries
4.参加国数
- 76か国
5.参加人数の多い国ランキング
- France - 32.8%
- Spain - 9.7%
- Italy - 8.5%
- United Kingdom - 5.5%
- China - 4.7%
- Japan - 4.0% 日本6位
- Poland - 3.6%
- United States - 3.4%
- Germany - 2.5%
- Portugal - 2.5%
6.参加人数の多い国ランキング(人口百万人当たり)
- France - 12.0
- Hong Kong - 7.7
- Iceland - 6.5
- Portugal - 5.4
- Switzerland - 5.4
7.参加者が増えた国 2017年比(対象:参加者が5名以上の国)
- Thailand +100% タイ
- South Africa +100% 南ア
- Latvia +50% ラトビア
- Czech Republic +43% チェコ共和国
- Slovakia +40% スロバキア
8.参加者の増減が大きい国 2017年比(対象:参加者が25名以上の国)
- Canada +38%
- Japan -36% ・・・(根拠不明?)
- Hong Kong -32%
- United Kingdom -20%
- Italy -16%
- Spain -15%.
ITRA Scores(ITRAスコア)
9.平均値が最も高い国
- ネパール(1名)ITRAスコア812
10.スコア中心値、男女平均
- ITRAスコアの中心値:545
- 男女の平均値 :男性564、女性531
11.スコア分布
- ITRAスコア500-550:26.5%
- ITRAスコア450-500:20.5%
- ITRAスコア750超 :3.8%
12.最高スコア、最低スコア
- ITRAスコアの最高951
- ITRAスコアの最低369
13.最高スコア(女性)
- ITRAスコア:805 2016年優勝のCaroline Chaverot(フランス)
14.スコア上位の国(6人中4人がアメリカ)
- Jim Walmsley - 951 ジム・ワームスリー「アメリカの弾丸」
- Hayden Hawks - 922
- Zach Miller - 906 ザック ミラー「コロラドの爆走王」
- Tim Tollefson - 906
15.国別の平均スコアランキング(対象:参加者が5人以上)
- New Zealand - 684 ・・・NZレベル高い!
- Norway - 683
- United States - 620
- Sweden - 617
- South Africa - 614
Age Categories
16.参加者の年齢構成
- 40-49歳 46.8%(割合が最も多い)
- 23-39歳 33.1%
- 60歳以上 2.0%
Sponsors
17.ランナー数のスポーンサーランキング
- Columbia - 23
- Salomon - 12
- CMBM - 12
- Vibram - 9
- Compressport - 9
18.省略
最後はお店の宣伝。。。
T8 Commando V2 running underwearはいいランパンだよ~
個人的な感想
項目10と11のITRAスコア分布が予想外に高い。レポート中のグラフから、ボクのスコア420の区分となるスコア400-450の割合を推定すると約4%。参加者のレベルはホントにこんなに高いのかなぁ~??
最近出たITRAの分析レポート(下記リンク)の大陸別のスコア平均じゃあ、America442、Euro443、Asia362となっているので、欧米ランナーの競技レベルはアジアに比べて高いってことなのかもしれませんね。
https://itra.run/documents/Infographics/EN-ITRA-Trail-Running-Infographics-2020.pdf
記事2はDNFに関する内容。こちらもいい分析なので、後日Up予定。
ではでは、
UTMB2019冒険記の目次
UTMBを目指す市民ランナーの為の記事。レースの様子、シャモニへの行き方、宿泊、必要費用などについて、2019年参戦したことを書いています。興味あれば覗いてみて下さい♪